お客様から「シャンプー・化粧品の解析サイトの信憑性はあるのですか?」との質問が増えてきましたので、関連サイトを色々と調べた結果、様々な問題点がみえてきました。
問題点 1
サイト内に商品の広告表示がある。
広告表示、別サイトへの誘導バナー等の表示があると、中立性、信頼性に著しく欠け、営利目的のサイトと判断される。(サイト運営側の自社商品及び、広告主の商品を低評価に出来ない)運営サイト関連商品の販促目的のため、他の商品を不必要に批判する低俗なマーケティング手法。
問題点 2
発がん性、アレルギー性が危惧される防腐剤、パラベン、フェノキシエタノール、安息香酸Na、少量なら良し??
安価で強力な防腐効果を発揮するために多くの商品に配合。少量配合のシャンプー・化粧品でも毎日使用すれば浸透~蓄積するため将来的に不安。特に敏感肌・アレルギー肌にはきわめて危険!一定期間、繰り返し使用検証せずに、成分単位のみで評価を下すのはあまりにも無責任。調査員、調査方法も不明確な上、アレルギー発症による悲惨な状況を鑑みず、商品全体を一括りで評価している。
問題点 3
成分単位のみの評価で、複合的な判断に欠けている。
成分単位の内容は、ネットで調べれば簡単に詳細情報を得られるが、成分の配合比は不明(各メーカー非公開)な上、成分単位の評価だけでは全体バランスを考慮した包括的な判断は不可能。
一例、 コカミドDEA(ジエタノールアミン)
安価な気泡剤として多くの商品に配合される非イオン界面活性剤。単体では特に問題ない(皮膚感作性を除く)が、空気中に多数存在するPM2.5や排気ガス等と反応するとニトロアミンを発生させ、発がん性物質に変化することが知られている。(表示義務国あり)
結論。
以上の理由から、上記の成分等が配合された商品を上位表示している解析サイト、広告表示が存在する営利目的の解析サイトは不信感が拭えません。成分内容を調べるための参考程度として利用するのが賢明かと思います。
特に敏感肌の方へ。
石油由来の界面活性剤、PG、DPG、PEG…等の不使用は勿論、上記の成分等を使用せずに製品構成が可能です。営利目的の悪質なネット情報に惑わらせず、ご自身の将来への悪影響を未然に防ぐためにも、危険と疑われる成分を配合している商品はできる限り避けて頂ければ何よりです。