「ジ アミンアレルギーとは(・・? もう一度ご一緒に考えてみませんか⁇

ネット上で調べると いろいろな化学記号が連なり、あまりに難しすぎて化学者ではないので理解不能ですね。「ジアミンはアレルギー物質!」は今や常識になっていますが、アレルギー物質はそれだけではありません。容器の中にはジアミン以外の化学物質、アルカリ剤、過酸化水素、アレルギーの人にとってはとても見過せないものだらけなのです。施術前又は後のケアは必須、ホームケア商品の石油系界面活性剤、防腐剤…etc 、少量の配合でも蓄積によるトラブルが!問題のある成分はできる限り避ける方が無難です。

最初のカラーのきっかけはオシャレをしたいからでしたね。まずは ファッションカラーで色々なカラーを楽しみました。その内 白髪が気になりグレイカラーをする事になりました。カラーサイクルも2カ月に1度がついには3週間に1度になりました。こんな事を何年も 続けた結果、ある日どうにもならない痒みに襲われ、頭皮からリンパ液が!、酷い経験をされ当店にご来店になります。 また、初めての染めで「カブレた」 方など、それぞれパターンが異なりますが、ではカブレない人もいる中 なぜ「私はカブレたのでしょうか?」 ほんと~に疑問です。でもカブレたことは確かですから、少しづつ解き明かしてゆきましょう。

カブレの経緯はというと、強い刺激物など 同じ物を繰り返し塗布した事も原因ですが、ご自身の体質、体調、加齢による免疫低下など複合的なものと、各々のタイミングです。蓄積型ですので100回大丈夫でも101回目に発症ることも当然あります。

頭皮と毛髪の関係のお話をします。これらは当然、同じ処に存在しますね。毛髪はカットしても血は出ませんが、皮膚は傷つくと出血します。この事は当たり前の事ですが、とても大切なポイントです。毛髪に使う薬剤は、どんなに刺激が 強くても毛髪自体がカブレる事はありません。ましてオシャレをするため 髪の 形(パーマ)・色(カラー)を変えるためには、最初に毛髪のキューティクルを変化させるしかありません。このキューティクルは爪と同じく硬い(ケラチン85%)物質なため手ごわいのですが、近年、薬剤はどんどん化学的に進歩し複雑かつ巧妙な処理が可能となっています。

一方同じ場所に存在している皮膚ですが、皮膚の働きの一つ「吸収作用」があります。カブレた方、敏感肌の方はこの事をしっかり理解して頂きたいのです。ジアミンカラーでカブレた時、その毛髪(ジアミンカラー毛)は出来るだけカットした方が勿論良いです。ジアミン毛があるだけで頭皮が反応、目・鼻・口の粘膜から反応となります。ジアミンフリーは当然、他の化学薬品などにも注意が必要になります。特に皮膚には、ホームケア時に不必要な刺激を与えないように常に心掛けて欲しいのです

カブレは病気ではありません。皮膚の立場で皮膚を扱う事ですぐ良くなります。経皮毒に過剰に反応せず、しかし無視は出来まん。・・・・これについては次回以降に書きたいと思います。